Works・新築

海の見える家

瀬戸内海を望む島の別荘


目の前が海というロケーション。
バルコニーから眺める景色は最高です。
木造大空間を実現するハイブリッドトラス構法、景色を最大限に見渡せる超大型大開口サッシ、様々な質感をもった内外装材の採用など、新しい試みも多く取り入れた建物になりました。
海や空、橋や船など瀬戸内海らしいのどかな風景に波の音を聞きながら、時間を忘れゆったり過ごせる場所が出来ました。

完成写真




















計画~工事中~お引渡し


2022年、海と橋を望む別荘の計画がスタートしました。
広いインナーバルコニーのあるプランを提案しました。

当初のプランではキッチンが右手にありましたが
打合せを進める中でプランを少し変更しました。

敷地の一部がレッドゾーンにかかるため、
建物の位置を十分に検討しました。
また一部農地のままの部分があり
同時に整理もしました。

着工までに各業者さんと様々な検討を重ねました。
またシャンデリアや家具の実物を確認するため
仕入れ先の名古屋に研修に行ったりもしました。

構造的な検討を経て確認申請も下り、いよいよ着工です。
レッドゾーンに対応した丈夫な高基礎。
配筋検査も無事合格しました。

コンクリートが打ち終わると、
上棟へ向けて準備は進みます。
ここからは大工さんにバトンタッチです。

上棟の日。早朝からたくさんの職人さんが集まり
ハイブリッドトラスを前に始まるのを待ちます。
どんな風に組み上がるのかいよいよ本番、楽しみです!

お施主様がはじめの1本を立て
上棟が始まりました。

大工さんの手によって
ものの数分で一気に柱が起こされます。

8時にスタートし、9時半ごろには2階の床が組まれました。
ここから2階の構造材を起こしていきます。

段々と建物のかたちが見えてきました。
トラスが架かり、大きな三角の空間が出来てきました。

正面のトラスを架け、ようやく家形のフレーム完成です。

上棟から3週間、サッシの取付が始まりました。
異形サッシは打合せを重ねたオーダー品。
よく見ると三角、四角、五角形ですね;

断熱材も入り、これから下地ボードが張られていきます。

外では外壁が張られ始めました。
一枚一枚張り上げる天然スレート。
窓回りは入念に張られます。

外壁や屋根、外回りの工事が終わると
いよいよ足場の解体です。
ここまでくると見ため的にはほぼ完成。

内装が仕上げる前に、造作家具の仮付けをしました。
確認後持ち帰り、最終の仕上げをして再度取り付けます。

室内の塗装や家具も出来てきました。
シャンデリアは専門の業者さんにより、
組み立てと取り付けをしてもらいました。
内部足場は必須です。

施主検査を終え、無事にお引渡しをしました。
階段下にグリーンを飾り、空間が華やかに。

工事中、現場に行くたび
見晴らしのいい景色に癒されました。
これからここでゆったりと気持ちのいい
休暇を過ごしてもらえたらと思います。